仮想通貨の種類をわかりやすく解説します

仮想通貨
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こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。

本記事では、定番の仮想通貨の特徴を8つ紹介します。

仮想通貨が誕生した経緯やそれぞれの仮想通貨の特徴が分かるようになる記事です。

仮想通貨を買う際に参考にしてみてください。

ビットコイン

サトシ・ナカモトを名乗る人物によって発表された論文を元に作られた、世界初の仮想通貨です。

いまだに最も時価総額の高いコインです。

他のコイン(アルトコイン)はビットコインを元に開発されました。

つまり全ての仮想通貨の親といってもいいでしょう。

しかし、そんなビットコイン。様々な問題があります。

 

その代表格としてあげられるのが、スケーラビリティ問題

スケーラビリティ問題とは、ブロックサイズが決まっていることにより生じる問題です。

ビットコインの場合、ブロックサイズが1MBに制限されているので、一つのブロックに書き込める取引記録が限られています。

そのため、取引の処理が遅延してしまうのです。

それによって、以下の問題が発生します。

  • 送金に時間がかかる
  • 手数料が高い

Segwit(ブロックに書き込む取引記録のサイズを圧縮すること)によって少しは緩和されましたが、それでも他のコインの方が、送金時間が短いことは確かです。

なので、普及率は高いが実用性としては他のコインに劣るでしょう。

ただ、今後ライトニングネットワークという技術によって性能が大幅に改善する可能性があります。

ビットコインキャッシュ

先ほどのビットコインはブロックサイズが1MBに制限されていることで取引遅延が起きていました。

この問題への対応策をめぐりビットコインの開発者たちは2つの派閥に分かれました。

その一つがSegwitによって解決しようとしたグループです。

 

しかし、Segwitによって書き込める取引は約1.7倍程度なのです。

ビットコインは将来的にさらに普及すると考えた場合、1.7倍程度では物足りないと感じた人たちがいました。

それがもう一方のグループです。

彼らは、ブロックサイズを8MBに増やすことで解決しようとしました。

 

しかし、ブロックサイズを大きくするとマイニングがより大変になり、マイニングは一部のマイナーに限定されてしまいます。

つまり、中央集権的な通貨になる恐れがあるということ。

両者の主張は大きく分かれ、結局ハードフォーク(ブロックチェーンを分岐)することになりました。

そして誕生したのが、ビットコインキャッシュです。

 

ビットコインキャッシュはブロックサイズが大きいため、送金速度が速いのが特徴です。

送金手数料も安いため、少なくとも現段階ではビットコインより実用的な通貨と言えるでしょう。

ビットコインに取って代わる存在になるのか注目です。

ライトコイン

ライトコインはビットコインの欠点を補うように作られたコインです。

ビットコインは、マイニングによってブロックが生成されて取引が承認されていく仕組みですが、ブロックの生成間隔が10分と比較的長いことがネックでした。

そこで、ライトコインは、ブロックの生成間隔を約2.5分に短縮しました。

それによって従来のビットコインに比べ性能が大きく向上しています。

 

しかしライトコインの開発者はあくまでも、基軸通貨はビットコインで、ライトコインはビットコインの足りない部分を補う存在を目指す考えです。

ビットコインキャッシュがビットコインに取って代わる存在を目指すのに対し、ライトコインは補う存在を目指しています。

ビットコインが金ならライトコインは銀だと言われています。

イーサリアム

イーサリアムの特徴として挙げられるのが、スマートコントラクトです

スマートコントラクトとは、ブロックチェーンを用いて第三者を介さずに取引をできる契約書のことをいいます。

 

また、イーサリアムでは分散型アプリケーション(DApps)を開発することができます。

従来のアプリケーションはAppStoreやGooglePlayで管理され、運営者が収益の一部をアップルやグーグルなど特定の企業にお金を払う必要がありました。

しかし、分散型アプリケーションはグーグルやアップルなど第三者の仲介を必要としないため、運営者がお金を払う必要は無くなります。

 

さらに、ユーザーとしてもメリットがあります。

例えば、あなたがアプリ内で滅多に手に入らないレアアイテムを持ってたとして、そのアイテムを他の誰かに売りたいとします。

その場合、スマートコントラクトを利用することで、条件を満たした時にあなたのアイテムの所有権は自動的に購入者に移り、あなたにはあらかじめ設定した条件に応じた対価が支払われます。

 

こういった独自の強みを持っていることから、イーサリアムは将来性を期待されています。

イーサクラシック

イーサクラシックはイーサリアムの分岐前のブロックチェーンを使用した通貨です。

つまりオリジナルはイーサリアムではなくイーサクラシックです。

イーサリアムはかつてハッキングを受けたことがありました。

それがThe Dao事件です。

 

「The Dao事件」とは、分裂前のイーサリアムを活用した『The Dao』と呼ばれるサービスがハッキングを受け、

約50億円相当のイーサリアムを盗まれた事件です。

イーサリアムの開発陣はこのことを受け、イーサリアムのルールを変え犯人のイーサリアムを無効にし、

さらに盗まれる前のブロックチェーンを分岐させることで損害をなかったことにするという対応を取りました。

 

多くの人がこの対応策に賛同しましたが、一人の犯人のためにルールを書き換えたという前例を作ってしまうことになります。

そのため、一部の人はこれに反対し分岐前のブロックチェーンをそのまま使い続けました。

それが、イーサクラシックです。

 

ただ、多くの人がイーサリアムを支持していて、イーサクラシックは開発陣が手薄なことから、将来性としては微妙な通貨です。

リスク

リスクはイーサリアムを参考にして作られた仮想通貨です。

リスクの特徴として挙げられるのがサイドチェーンです。

イーサリアムはメインチェーンという一つのブロックチェーンしかありませんが、リスクには複数のブロックチェーンが存在しています。

前記の「The Dao事件」のようなハッキングが起きた場合でも、サイドチェーンをメインチェーンからよいため、

ハッキングに強いと言えるでしょう。

 

また、イーサリアムはDAppsを作る場合、「Solidity(ソリディティ)」というマイナーなプログラミング言語を用いて開発する必要がありますが、

リスクの場合、「JavaScript(ジャバスクリプト)」というメジャーな言語を使うので、開発者の敷居が低いといえます。

ちなみにリスクはLisk(簡単)を意味しますが、Risk(危険)と間違われやすいため、改名するんじゃないかと言われたことがあります。

リップル

リップルはRipple Inc.(リップル社)によって発行、管理されている、国際間の送金のブリッジ通貨を目指して作られた仮想通貨です。

現在では国をまたいだ送金をする場合、まず国内銀行に手数料が支払われ、その後日本の中継銀行に支払われ、

続いて海外の中継銀行、最後に相手の取引先の海外銀行でも手数料が支払われます。

多くの銀行を経由することで、何度も手数料を支払い、さらに送金にも時間が掛かってしまっています。

さらに言えば、相手が銀行口座を持っていなければそもそも送金することすらできません。

 

しかしリップルが普及すれば、銀行を介さずに個人で送金できるため、手数料が少なくてすみ、送金時間を大幅に短縮できます。

また、ブリッジ通貨として機能することで、相手の望む通貨に両替して送金することができます。

例えば日本円を海外に送金すると、一度リップルに変換され、海外にイーサリアムとして届けることも可能になります。

 

Ripple Inc.は将来的にはスマートフォンで簡単に送金できるような未来を目指しています。

分かりやすいビジョンを持っていて実用性も高いことから、将来性に期待できます。

ネム

ネムはNEM財団によって開発されている仮想通貨です。

ネムの大きな特徴はハーベスティング(収穫)です。

ビットコインなどの通貨ではマイニング(採掘)という仕組みで、取引履歴を承認していくことによってブロックを生成していました。

しかしマイニングは電気代が多くかかり、難易度の高い処理に耐えうる高性能なコンピュータが必要なため、

実際には一部の人しか参加できませんでした。

 

しかし、ネムの場合はハーベスティングといって、ネムを多く所有し、しっかり取引を行なっている人であれば誰でも参加できる仕組みになっています。

そのため、従来のコインよりも平等さを重視したコインと言えるでしょう。

 

また、ネムはアポスティーユというイーサリアムでいうスマートコントラクトのような仕組みを持っており、

分散型アプリケーションを開発することもできます。

さらにマルチシグという何人かが共同でお金を管理する際に、みんなの同意がないとお金を送金できないようにする仕組みがあります。

「全員の同意がないと無効」「多数決でも有効」というように、設定を変更することができます。

そのため、セキュリティにも大きな強みを持っています。

 

NEM財団は、日常のあらゆる場面でネムが使われる未来を目指しています。

つまり既存の通貨に取って代わる存在を目指しているのです。

実用性はかなり高いと言えます。

ただしなんでも出来るがゆえに目立った特徴をアピールできず、器用貧乏な面もあると言えるでしょう。

 

ネムはカタパルトという大型アップデートが予定されており、これが成功すれば従来の仮想通貨をはるかに凌駕する性能を持つとされています。

どれくらいかというと、ビットコインの取引処理速度は3件/秒、イーサリアムは15件/秒、高速送金のリップルは1000件/秒ですが、

カタパルト実装後のネムはなんと3000〜4000件/秒になると言われています。

世界一の取引速度を持つクレジットカードのVISAが4000〜6000件/秒なので、カタパルトの実装が成功すれば、クレジットカード比べても十分な性能を誇ることになります。

実用性が高いので、今後に注目の仮想通貨です。

モナコイン

最後に国産コインの紹介です。

モナコインは、日本の掲示板サイト2ちゃんねる発祥でライトコインをベースにし開発された日本初の仮想通貨です。

また、世界初のSegwit採用通貨でもあります。

ビットコインの開発陣が採用しようかモタモタしているうちにモナコインが先に採用してしまったのです。

 

国産コインということもあり、ビットフライヤーに上場した時はたちまち注目を集め大きく値上がりを見せました。

ただし、国産コインであるほかにこれといった特徴は今のところないので、将来性としては微妙だと思います。

まとめ

最後に、これまで紹介したコインについておさらいします。

  • ビットコインは世界初の仮想通貨
  • ビットコインキャッシュは実用性を重視したビットコインから分裂した通貨
  • イーサリアムはスマートコントラクトによって契約を自動化できる
  • イーサクラシックはイーサリアムの分岐前の通貨
  • リスクはハッキングに強く、DAppsの開発者の敷居が低い
  • リップルは国際間送金に使えて実用性が高い通貨
  • ネムはセキュリティが強く平等さを意識した汎用性の優れた通貨
  • モナコインはライトコインをベースに作られた国産コイン

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