グローバル化の影響と問題点を徹底解説します

オピニオン
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こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。

現代はインターネットの普及に伴い、急速にグローバル化が進んでいます。

グローバル化って聞くと難しい話に思えてくるかもしれないです。

ただ、グローバル化の流れは私たちの生活に直接関わってくることなんです。

グローバル化の波に備えておかないと、最悪の場合、失業する恐れもあるので。

なので今回はグローバル化によってどのような影響があるのかわかりやすく解説します。

グローバル化とは

グローバル化とはざっくり言えば、インターネット技術の進展、交通手段の発達、市場の国際的な開放などによって、人や物、情報などが地球規模で行き交うような状態になることです。

スーパーマーケットに外国産の野菜やお肉が並ぶようになったり、コンビニやレストランで外国人が働くようになったのもグローバル化によるものです。

グローバル化が進むとどうなるか

人の流れがよくなる

グローバル化が進むと国際競争力を強化するため、先進国はより安価な労働力を求めます。

そして外国人労働者を受け入れ始めます。

安い人件費で雇うことにより安価な製品を大量に作ることができます。

物の流れがよくなる

グローバル化が進めばますます輸出・輸入が活発になっていくでしょう。

スーパーの棚にもっとたくさんの外国の製品が並ぶということになります。

商品の値段も全体的に下がることでしょう。

企業の競争が活発になる

外国の製品が日本に入ってくるようになるということは価格競争も激しくなります。

今まで以上に消費者の目は厳しくなり、値段の割に品質の悪い製品は売れなくなります。

企業はより高品質で低価格なモノ・サービスを提供するためにしのぎを削るでしょう。

日本のグローバル化はもっと進む

日本は2018年3月に環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定)という経済連携協定を締結しました。

どういうことか簡単に言うと、これから関税が下がり、外国の安い製品がたくさんお店で買えるようになるということです。

日本の製品もたくさん外国で売れるようになります。

また、日本政府は外国人受け入れ政策の転換を表明しており、秋の臨時国会で外国人労働者に関する法律が改正されれば、今後はより一層外国人の労働者が増えていくでしょう。

外国人労働者が増えれば、企業の人材不足は解消され経済がよくなります。

一方で外国人労働者が増えすぎれば、逆に雇用の確保が難しくなるという問題点もあります。

いずれにせよ、日本政府は今後も様々な政策を通じて、よりグローバル化を進めていくことでしょう。

グローバル化の問題点

グローバル化によって安くて品質の良いものが買えるようになり、競争が活発になることで企業の経営も合理化されます。

一方で、グローバル化には問題点もあります。

国内産業が衰退する恐れがある

グローバル化が進むほど強い産業はより成長し、弱い産業は衰退し淘汰されます。

つまり世界の競争で勝っていける企業が生き残り、世界の競争で負ける企業は潰れていくということです。

例えばトヨタやホンダなどの自動車メーカーは自動車を国内だけでなく海外でも売れるのでたくさん儲かるかもしれません。

しかし一方で、日本の農家はどうでしょうか。

外国産の安い肉や野菜などがスーパーに並ぶようになれば、国産の肉や野菜は売れなくなるかもしれません。

そうなれば日本の農家は貧しくなり、衰退してしまうでしょう。

失業者が増える恐れがある

グローバル化によって、企業は世界規模の激しい競争環境にさらされます。

そのため、社員の人件費を削減するなど、経営の合理化を進めるでしょう。

例えばファミレスの接客やコンビニのレジ、工場の作業員など簡単にできる仕事であれば、日本に出てきたばかりの貧しい外国人労働者を安く雇ったほうがコストを削減できます。

そうなると末端で働く従業員は給料が下がったり、失業してしまう恐れがあるのです。

貧富の格差が拡大する恐れがある

グローバル化によって企業間の競争が激しくなると国内の産業が衰退したり、移民の受け入れによって失業者が増えることがあります。

これは日本ではあまりイメージしづらいので、グローバル化が進んだアメリカの場合で考えてみましょう。

アメリカはIT産業が強いです。

アップルやグーグル、アマゾンなどは世界でサービスを展開しているのでグローバル化の追い風を受けて急激に成長しました。

当然そこで働いている人の給料も高いです。

一方で、自動車産業は厳しい状態です。

安くて品質の良い日本車や韓国車が入ってきたため、アメリカの自動車は売れなくなってきてしまいました。

そうなると、アメリカの自動車メーカーで働いている人はどうなるでしょうか。

給料が下がったり、場合によっては解雇されているかもしれません。

グローバル化によって、追い風を受けているIT業界で働く人は裕福になる一方で、逆風にさらされている自動車メーカーで働く人は貧しくなっています。

それは結果として貧富の格差となり社会問題化するのです。

 

今、アメリカやヨーロッパではこういった問題が次々に起きています。

日本はまだグローバル化の途中なのであまり目立った問題は起きていないように思えます。

ですがグローバル化が進むうち、こういった問題も起きるかもしれないということを頭に入れておいてください。

グローバル化の問題点に対する対応策

グローバル化は良い面もある一方で、問題点もあるということがわかったかと思います。

では、世界の国々はグローバル化の問題点に対しどのような対策をしているのでしょうか。

どの政策をとるかは国によって様々ですが、大きく分けて主に3つの政策があります。

一つずつ見ていきましょう。

輸入品にかかる関税を高くする

輸入品にかかる関税を高くすることで、外国から入ってくる輸入品の量を抑えることができます。

例えば、日本が肉にかかる関税を高くした場合、アメリカ産の肉の値段は関税にかかるコストが上乗せされるので高くなりますよね。

そうすると「アメリカ産の肉は高いから国内産の肉を買おう」ということになり、国産の肉が売れるようになります。

関税を高くすることで国内の産業を保護することができるわけです。

 

この考えに目をつけたのがアメリカのトランプ大統領。

トランプ大統領は「日本」や「中国」などの国に対して高い関税をかけることで貿易赤字を食い止めると同時に自動車や電化製品などの国内産業を保護したい考えです。

弱い国内産業が守られればそこで働く人はしっかり利益を得ることができ、結果として貧富の格差も解消されるだろうという発想ですね。

この国内産業を保護する考え方を「保護主義」といいます。

グローバル化を推進する主張と真逆の考え方です。

実際にアメリカは7月6日、中国からの輸入品340億ドル相当に対して25%の追加関税を設けました。

 

一方で、関税を高くすると輸入品の値段が上がるため消費者の負担が大きくなります。

さらに相手の国も対抗して関税をかけた場合、輸出にかかるコストが増大し、結果として国内の輸出をメインとする成長産業が衰退する恐れがあります。

また、外国製品が入ってこなくなり競争環境がゆるくなると、企業が製品開発や技術投資に対して消極的になり、結果として企業の弱体化につながる可能性もあるでしょう。

移民の受け入れを減らす

移民の受け入れを減らす、あるいは国内から追い出すことで、雇用を確保することができ失業率の減少につなげることができます。

これもトランプ大統領が進めている政策です。

ただし、人件費の高騰や人手不足により企業の負担が大きくなるというデメリットもあります。

その企業の負担はやがて商品の値段に反映されるので、当然消費者にも影響してくるでしょう。

税金を上げて社会保障を維持・充実させる

要するに、お金持ちから多めに税金を取り、それを貧しい人に再分配すれば貧富の格差は是正できるよねという考え方です。

例えば、お金持ちに対する税金を高くしてその分貧しい世帯に教育費の補助金を給付すれば、貧しい世帯の子供でもきちんと教育を受けられるようになります。

失業補償や医療保険を充実させれば、失業者や高齢者も安心して暮らしていけるでしょう。

特にヨーロッパや北欧諸国はグローバル化に対する対応策としてこの政策を選択しています。

 

ただし、法人税を上げれば、企業の経済活動に負担がかかり競争力が低下する可能性があります。

また、所得税を上げれば、高額な税金を納めているお金持ちの人は税金の低い国に移住する恐れがあります。

グローバル化に対する備え

グローバル化によって、給料が減ったり失業者が増えたりする恐れがあることをお話ししました。

では私たちは何を意識してこれからの時代を歩めば良いのでしょう。

最も意識すべき点はキャリアプランの見直しです。

 

外国企業との厳しい競争環境にさらされ、企業の経営が傾いたりするかもしれません。

そうなれば末端の労働者から賃金の見直しが始まるでしょう。

これからはもっと多くの外国人労働者が、工場の作業員やコンビニ、飲食店の店員として働き始めます。

労働者が増えるということは、その分就職しにくくなったり、解雇されやすくなります。

 

とりわけ日本では、今後単純労働や肉体労働の職種は給料的にも厳しくなるでしょうし、解雇されるリスクも高まるでしょう。

今工場で働いている人、飲食店の店員として働いている人は、どんどん厳しい状態になるんじゃないでしょうか。

頭を使う職種、クリエイティブな職種へとシフトしていくことを検討しましょう。

まとめ

グローバル化について色々書きましたが、大切なポイントを箇条書きでまとめます。

  • グローバル化によって人や物の流れがよくなる
  • 企業の競争が活発化する
  • グローバル化によって失業者が増えたり貧富の格差が拡大することもある
  • 誰でもできる仕事ほどこれから厳しい状況になっていく
  • グローバル化の波に備えて頭を使う職種、クリエイティブな職種にシフトするのが望ましい

グローバル化は私たちの日常に変化をもたらします。

今やっている仕事がこの先も続けられる保証はありません。

常に先を見据えてキャリアを考えていく必要がありそうです。

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