こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。
先日、恵比寿にあるシステム開発会社に面接に行ってきました。
面接を担当した方は、元フリーランスで現社長です。
今回も面接した中で色々と考えることがありましたので、まとめていきたいと思います。
応募した会社の概要
今回応募した会社を簡単に説明すると、下記の通りです。
- システム開発会社
- 給料が高そう
- エンジニアの希望を大切にする会社
というわけで、ここに就職すれば自分が希望する案件で個人で稼ぐスキルも磨けるだろうと思い、志望しました。
面接の内容
社長との個人面接です。
自己PRでは、
- ブロガーになりたくて会社を退職したこと
- ブロガーになってもほとんど稼げなかったこと
- プログラミングで稼ごうと思いフリーランス的な働き方もしていること
- フリーランスでも稼げないので、出来る仕事に幅を持たせるために一度就職しようと考えていること
- 将来的にはフリーランスとして稼ごうと思っていること
などを話しました。
私の場合、自己PRは、過去やってきたこと、現在やっていること、将来やりたいことの順ですね。
とはいえ、率直に言うと、あまり良い顔はされなかった。
後々考えてみれば分かりますが、そりゃそうです。
エンジニアが一生安泰で暮らせる会社を目指している社長に対して、将来はフリーでやりたいって言ってるんだから。
ただ、将来的にフリーランスになりたいのは事実なので、そこは包み隠さず正直に打ち明けました。
全てを正直に言ったのは、入社後の会社側とのギャップを避ける意味でも、間違いではなかったと私は思います。
続いて、会社の概要説明と社長の想い。
社長は会社員を経て、その後数年ほどフリーランスとしてやってきたそうですが、リーマンショック時にフリーランスという不安定な働き方に危機感を感じ、会社を設立したのだそう。
話してみた印象としては、とにかくエンジニア肌の強い人だなという感じです。
そして、社長自身もエンジニアだからこそ、「エンジニアにとって幸せな会社とは何か」を考えているのだそう。
そして、その際私が社長から言われたことは次の三つ。
- フリーランスは会社員と比べて不安定
- どのみち今よりスキルがないと厳しい
- 副業で稼ぐためのスキルをあてにしないでほしい
まず、「フリーランスは会社員と比べて不安定」というのはもっともな意見だと思います。
プロジェクトにチームで参画している人と、一人で参画している人なら、何かあった時に切られるのは、やはり一人で参画しているフリーランスでしょう。
フリーランスは、すぐに切りやすい分、手取り額も高い傾向にありますが、
やはり会社員と比べて不安定なのは事実です。
そして、「今よりスキルがないと厳しい」という意見について。
これは、会社員としてもフリーランスとしても自分が望む働き方をするなら、もっとスキルがないときついよってことです。
リモートワークとかをするなら、それなりにスキルと信頼がないと任せてもらえないわけで、それには数年単位で下積みをする必要がある、、、と。
うーん、これはどこまでの収入を期待するかによると思います。
例えば、リモートワークで月30万とか稼いで都会で暮らすならば、相当のスキルがないと厳しい。
ただ、タイで月10万で暮らすなら、クラウドソーシングでお小遣い稼ぎ程度の働き方をして、残った時間でブログを書いたりして資産の蓄積に努めれば良いんじゃないかと。
とはいえ、私が将来タイで暮らそうが、会社側からすればそんなのは知った話ではないので、
会社側としては、やはりエンジニアとしてのキャリアアップを期待しているようです。
そして、「副業で稼ぐためのスキルをあてにしないでほしい」との意見。
これはおっしゃる通りでした。
会社側としては、本業に集中してもらいたいので、個人で稼ぐための手段として就職してもらっては困るわけです。
たしかにな、と思いました。
その後は、質疑応答などもやって、面接は終了。
予定されていた1時間を大幅に過ぎ、2時間ほど社長と二人で話し尽くしました。
最後には前向きに社内で検討させていただきますと言ってくれたのですが、、、
総合的に見て、まあ今回は厳しい結果に終わるんじゃないかと。。。
面接を通して考えたこと
下記の2つです。
- フリーランスという働き方は本当に幸せなのか
- スキル目当てで就職は良くない
一つずつ解説していきます。
フリーランスという働き方は本当に幸せなのか
よく「会社員よりフリーランスの方が絶対良い!」みたいな意見もありますが、
私はそれには賛同できかねない立場です。
フリーランスという働き方には多くの魅力があるのは分かりますが、
会社員には、フリーランスにはないメリットがあるのも事実です。
例えば、会社員は万が一仕事がなくなった場合でも、会社から給料が支払われます。
一方で、フリーランスはやりたくない仕事は一切断れる代わりに、仕事がなくなったら収入は一円も発生しません。
こういった点が、会社員の「安定性」の理由とも言えますし、フリーランスの「リスク」の理由とも言えます。
では、仕事がなくなるとは、どういうケースが考えられるでしょうか。
例えば、リーマンショック級の経済不況が起きた場合。
よほど実力のないフリーランスはすぐに切られます。
すると、これまで多くの収入をもらっていた分、税金の支払いはあるのに、仕事がないので収入が発生しません。
全てが自己責任なのです。
会社に就職すればいいと思うかもしれませんが、会社は社員の給料を払うだけで精一杯。
不景気のなかで新たに社員を雇ってくれる会社など、ほとんどないでしょう。
そう考えた時、必ずしもフリーランスが会社員よりも良い働き方かと言われると、あながちそうとも言えないと私は思います。
イソップ童話「アリとキリギリス」に例えると、
会社員は「アリ」で、フリーランスは「キリギリス」です。
キリギリスは調子の良い時は自由に遊んで暮らせるかもしれないですが、
冬が訪れた時に苦労するのは、ほとんどの場合「キリギリス」です。
とはいえ、それでもフリーランス的な働き方にメリットがあるのも事実です。
なので、どちらの方が絶対に良いということはなく、様々な角度からみて、自分にあった働き方はどちらなのか、総合的に判断するのが大切でしょう。
私は総合的に判断し、フリーランス的な働き方が自分に合っていると考えています。
スキル目当てで就職は良くない
就職する側としては、「スキルを獲得するために就職する」という選択肢も分かる気はしますが、
会社側としては、長く働いてくれる人材を求めています。
なので、会社側としては「スキル目当てで就職する」というのはあまり良い気はしないでしょう。
何より、スキルのない人を欲しがる人はいません。
「独学でスキルを身につけたので、この案件もできます!」なら分かりますが、
「これからスキルが欲しいので、働かせてください!」だと、
「大丈夫かな、この人」と思われてしまいます。
なので、「会社で勉強させてもらう」という認識を持っている人がいれば、改めた方がいいでしょう。
今後の方針
引き続き、フリーランスを目指す考えに変わりはありません。
とはいえ、やっぱり就活はやめようかなと。
というのは、そもそもフリーランスを目指す人がスキル目的で就職するのも企業側からしたら迷惑だし、
それに、目標に到達する上で回りくどいことをやっているように思えたからです。
そして、就職するなら、どのみち数年単位の下積みが必要です。
それならば、もうひたすら独学してクラウドソーシングで稼ぐとか、Webサービスを作って稼ぐとか、そういう方向に進みたいと思っています。
正直、自分でも分からないんですよね。何がベストな選択なのか。
今は手探り状態で、”コレ”と思ったものをやっていくしかないと思います。
現場での実務経験は確かに重要なんですが、それ目当てで就職する人を歓迎してくれる企業はないので。。。
というわけで、「ブログ」「プログラミング学習・ウェブ制作」「就活」と3つを並行してやってきましたが、
今後しばらくは、「ブログ」と「プログラミング学習・ウェブ制作」の2つに注力していきます。
方針が色々とブレたりしますが、迷いつつも、引き続き行動していきます。
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