新時代のメディア論 衰退する新聞・テレビ業界の現状とメディアの未来

オピニオン
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こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。

電車で読むのに不便なサイズの新聞紙、消費者のニーズを捉えない旧態依然とした新聞業界。

 

テレビ業界はというと、どの局も制作費の安いおもしろ動画特集とロケ番組を中心に放送。

ロケ番組も今ではタレントではなく人件費の安いADとアナウンサーを使い回すありさま。

 

いま若者を中心に新聞離れやテレビ離れが加速しています。

そんな若者はいま何に夢中なのか。

そして既存の新聞やテレビ業界はこの先どうなるのか。

今回は時代とともに変わりゆくメディアの実態に迫ります。

新聞業界の現状と未来

まずは、新聞の特性と新聞業界を取り巻く環境を分析し、新聞業界の現状について明らかにしていきます。

旧態依然としたビジネスモデル、時代遅れ感が否めない

新聞はそもそも紙媒体なので印刷にコストがかかります。

あの大きな紙面を毎日大量に発行するわけですから紙代もインク代も相当なものでしょう。

そして、発行した新聞はそれぞれの家に届けなければならないので、配送費用もかかります。

また、記事を書くのに様々な裏付けを取る必要があるので、正確性は保証されますがその分コストがかかります。

 

かかったコストは当然価格に反映されます。

新聞業界の大手である読売新聞の購読料は朝刊だけでも月額3093円です。

しかし今はインターネットが普及しているため、欲しい情報を手に入れるだけなら無料のニュースサイトやアプリでも十分です。

このことから、新聞の最大の弱点は新聞発行にともなう高いコストとそれを反映させた購読料だといえるでしょう。

 

新聞会社はそのことに気付きながらも新聞の電子化に十分に踏み切ることができませんでした。

なぜなら、長年稼いだ実績のある紙媒体をメイン事業として残しておきたいからです。

メインはあくまでも紙版で、電子版は紙版を支えるためのサブ的な収益源という位置付けです。

朝日新聞や日本経済新聞などは電子版を出していますが、それでも無料で読める記事はかなり限られているため、

他のニュースアプリと比べるとかなり使い勝手が悪いのが現状です。

 

結果的に、高い料金や紙媒体の不便さから読者は離れていき、ニュースアプリやブログが新聞の代わりになるでしょう。

ニュースアプリとブログがメディアの中心に

 

これからは新聞からニュースアプリやブログにどんどんユーザーが流れていきます。

昔なら日経新聞はビジネスマン必須の情報収集ツールとして重宝されてきましたが、今では「NewsPicks」がそのポジションについています。

今後は「NewsPicks」のようなニュースアプリはますます増えていくでしょう。

 

最近のニュースアプリと新聞の電子版との大きな違いはビジネスモデルにあります。

新聞の電子版が有料課金によって収益を得るのに対し、

「NewsPicks」などのニュースアプリは有料課金に加え広告などでも収益を得ています。

そのため、収益を広告でまかなえるということは、その分だけ有料課金の値段を安くしたり無料で多くの記事を読めるようにできます。

一方で、新聞社は電子版の収益で衰退する紙媒体のコストもまかなわなければいけないので、必然的に有料版は高い料金を設定せざるを得ません。

 

新聞が不人気になり読者が離れると広告を出す会社は新聞に広告を掲載するよりニュースアプリに広告を出す方が良いと考えるようになります。

結果として新聞会社はますます収益が悪くなり、やがてビジネスモデルの大幅な転換を迫られることになるでしょう。

テレビ業界の現状と未来

次にテレビ業界を取り巻く環境と今後について明らかにしていきます。

低下を続ける視聴率と若者のテレビ離れ

ここ数年、テレビの視聴率は下降を続けています。

ちょっとこれを見て欲しい。

これは1997年から2016年までのゴールデンタイムの視聴率を表した図です。

見ての通り右肩下がりで視聴率が低下しているのが分かります。

とりわけ大きな原因が「若者のテレビ離れ」です。

 

サイバーエージェント社が2018年2月に、15~69歳の2万人を対象におこなった調査によると10代後半から20代の6人に1人がテレビ1ヶ月以内に視聴していないことが判明しました。

それだけ今の若者はテレビというものを必要と感じていないのです。

ちなみに私もテレビを見るときはたまに実家に帰ったときぐらいで、日常でテレビを見ることはほとんどありません。

そもそもテレビ持っていないので。

テレビ衰退の原因はスマホの普及か

なぜ、若者のテレビ離れが進んでいるのでしょうか。

その原因はスマートフォンの普及にあります。

スマートフォンが普及したことでインターネットがそれまで以上に身近になり、ユーチューブなどの動画サービスが手軽に見れるようになりました。

また、Netflixやhuluといったオンラインストリーミングサービスが出始めたことでテレビが持つ優位性はほとんどなくなってしまいました。

それによって、若者を中心にテレビからネットへとシフトするようになったのです。

 

この傾向が続くと視聴率はさらに減少し、当然ながら企業はテレビにCMをだすよりユーチューブにCMを出すほうが採算がとれると考えるようになります。

そうなるとテレビの収益は減少、収録の費用は削減され、少人数のタレントを起用するだけで済むロケ番組などが中心になります。

現在もその傾向は進んでいるので、多数のタレントを起用する「ひな壇型」のバラエティ番組は少なくなり、収録費用の安いおもしろ動画特集やロケ番組が中心になっています。

最近はADやアナウンサーを出演させる番組が増えてきていますが、それも収録費用を抑える戦略だといえます。

 

さらに視聴率が減少すれば、タレントの報酬額も減少し今度は「タレントのテレビ離れ」が進むことになります。

そして、メディアの主体はテレビからYouTubeやNetflixに移り変わるのです。

個人メディアの台頭

最近は「イケハヤ」さんや「はあちゅう」さんをはじめとするブロガーや、「ヒカキン」さん「はじめしゃちょー」さんなどのユーチューバーといった個人メディアを展開する人が増えています。

いま若者は上記のようなブロガーやユーチューバーに夢中です。

そして、ブログやYouTubeで収入を得て生活している人もいます。

 

いまやメディアは新聞会社やテレビ局の専売特許ではありません。

個人が自由にメディアをつくり、行動や考えを発信していく時代です。

スマホが普及したことでブログやYouTubeに触れる機会は増えてきています。

今後はますますブロガーやユーチューバーなどが活躍する時代になっていくでしょう。

まとめ

  • 新聞業界は衰退し、ニュースアプリやブログに置き換わる
  • テレビ業界も衰退し、YouTubeやNetflixがメディアの主流になる
  • 今後は個人メディアが台頭し、ブロガーやユーチューバーが活躍する

全体を通して言えるのはやはりスマートフォンがメディアのあり方を変えたということです。

スマホの普及でインターネットが身近になった。

誰でもどこでも検索したり動画を見たりできる。

そうなるとメディアのあり方が変わるのはある意味当然の結果でしょう。

 

新しい流れについていけない会社、ユーザーのニーズにマッチしないビジネスモデルは淘汰されていきます。

NewsPicksなどのニュースアプリやNetflixはさらなるユーザー獲得のために、より便利で快適なサービスを提供し続けるでしょう。

これからの新しいメディアの未来が期待されます。

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