こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。
最近ふと思ったのですが、
世の中の大半の人は、年収を上げたり、高い洋服やアクセサリーを買うことを目指して必死に働いているけど、
それって本当に幸せなのかなと。
幸せな生き方って何だろうって考えた時に、私は「お金」とか「物」はあんまりいらないと思ったんですよね。
どちらかと言えば、スポーツや読書など、好きなことをのんびりできる時間が欲しいです。
暮らしと趣味に必要な最低限のお金があれば、十分じゃないかなと。
もちろん、お金や高級品を求めてあくせく働く毎日に幸せを感じているなら、その生き方でもいいと思いますが、
もう少しゆとりある生活を送りたいなら、これから提案する「さとり世代の生き方」を検討してみてください。
さとり世代とは
さとり世代とは、一般的に欲がないと言われている世代のことです。
これは現代の若者気質から作られた言葉であり、2010年代に 若年世代であった者たちが 物欲にこだわる煩悩から解脱し、あたかも悟りを開いているかのように見えたところから生まれた言葉。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおむね、1990年前後生まれの世代とされています。
さとり世代の特徴は、
- 欲がない
- 高望みをしない
- 無駄遣いをしない
- 無駄な努力をしない
- 安くて質の良いものを好む
- 気の合わない人とは付き合わない
などが挙げられます。
物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさに重きを置く世代です。
さとり世代の特徴は、全ての若者に当てはまる訳ではありませんが、多くの若者が共感できる感覚なんじゃないかと。
私の周りの同世代の人でも、さとり世代の特徴に当てはまる人は多いです。
さとりライフとは
本記事で提案する「さとりライフ」とは、さとり世代の考え方を再評価し、ゆとりある生き方として参考にしようという考え方です。
具体的には、
- 高い収入より時間のゆとり
- 物質的な豊かさより精神的な豊かさ
- 集団の価値観より自らの価値観
一つずつ解説していきます。
高い収入より時間のゆとり
高い年収が必ずしも幸福に結びつくとは限りません。
年収と幸福度の関係性について面白い研究があります。
米プリンストン大学の心理学者、ダニエル・カーネマン教授の研究によると、
「幸福度は年収7万5000ドルまでは収入に比例して増えるが、それを超えると比例しなくなる」
とのこと。
7万5000ドルは、日本円にすると850万円程度です。
つまり年収850万円ぐらいまで稼いだら、それ以上働いて稼いだとしても、幸福度に及ぼす影響は少ないと考えられます。
また、幸福を研究する学問として「ポジティブ心理学」という分野がありますが、
ポジティブ心理学によると、収入や住居などの外部環境が幸福感に及ぼす影響は、わずか10%に過ぎないのだそう。
残りの90%のうち、50%は遺伝子で決まり、残りの40%は「自由意志によるコントロール」
つまり自分が幸福に向けて行動していることを実感できるかで決まるとされています。
だとしたら、幸福になるには、幸福に及ぼす影響が10%しかない「収入」に目を向けるより、
40%の影響度がある「自由意思によるコントロール」に目を向ける方がいいはずです。
「自由意志によるコントロール」はもう少し分かりやすい表現をすると、「自由」や「主体性」といった言葉が浮かび上がってくるかと思います。
つまり、いかに自由な時間を確保し主体性を持って行動できるかが、幸福になる上で大切ではないでしょうか。
具体的には、年収1000万円で毎日12時間働くような忙しい仕事よりも、年収300万円で一日4時間ほど働く方が幸せではないかという発想です。
ちなみに年収300万円じゃ東京で暮らしていけないという人もいますが、実際には余裕をもって暮らせますし、
もっと豊かな生活がしたければ生活コストの低い地方や海外で生活すれば良さそうです。
物質的な豊かさより精神的な豊かさ
ポジティブ心理学でも言ったように住居などの環境が幸福に及ぼす影響はわずか10%に過ぎません。
ならば、家や車といった物にお金をかけるより、旅行やスポーツといった体験にお金を使った方が良いはずです。
高いローンや家賃を払い高級物件に住むよりかは、家賃を抑えた手頃な物件に住み固定費を抑えた方が、
「稼がなくては」というストレスも減り、その分の浮いたお金を趣味などに使うことができます。
高級ブランドの洋服やアクセサリーにお金を使うよりは、大切な人との旅行にお金を使ったほうが思い出に残るはずです。
高価な物をたくさん買って物質的な豊かさを満たすよりも、旅行やスポーツなどの体験にお金を使い精神的な豊かさを養ったほうがより幸福感が得られるでしょう。
集団の価値観より自らの価値観
先ほど言ったように、幸福を研究した心理学「ポジティブ心理学」によると、幸福の4割は自由意志によるコントロールで決まるとされています。
自由意志こそが幸福の源泉であり、集団の意見、価値観は幸福には影響しません。
であるならば、集団の価値観より自らの価値観を大切にすべきではないでしょうか。
例えば、会社の飲み会は行きたくなければ断るほうが幸福になれますし、社員旅行も無理していく必要はないはずです。
もしあなたが会社より家族との時間を大切にしているのであれば、会社のイベントや上司との付き合いよりも、家族との団らんに時間をとったほうが幸福になれます。
無理して集団に合わせず、自らの価値観を大切にし、楽に生きようというのが「さとりライフ」の提案です。
まとめ
「さとりライフ」が提案するのは、無理しない省エネ志向の生き方です。
もし働きすぎて疲れてしまったなと思ったら、高い地位や収入よりも家族や自分の趣味に時間を使いたいと思ったら、
ぜひ「さとりライフ」を検討してみてはいかがでしょうか。
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