こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。
初心者ブロガーでありがちなのは、雑記ブログの一つのカテゴリとして、「お金」や「生活」に関する記事を書くこと。
「お金」や「生活」は人々の関心も高く、自分の知っている情報をまとめることで、検索されるのではと考えている人もいるかもしれません。
たしかに趣味として「仮想通貨」や「ダイエット」などを書くのはいいかもしれません。
ただし、こういったジャンルは検索にヒットさせる上で難易度が高めです。
Googleが「YMYL」というカテゴリーに対して、厳しい評価基準を設けるようにしたからです。
「YMYL」とは
YMYLとは、「Your Money Your Life」の略で、お金と生活に関する領域のことを言います。
具体的に言うと、
- ショッピングや金銭の取引に関するもの
- 投資や税金、家の購入など資産運用に関するもの
- 医療、健康関連
- 政治や法律、新しい科学技術
- その他養子縁組、車の安全性など
など。
Googleはこの「YMYL」に対して、より厳しい評価基準でコンテンツの質をチェックすると言っているのです。
個人ブロガーへの影響
YMYLの評価基準が厳しくなったことにより、個人ブロガーにどのような影響があるのでしょうか。
ここでは身近な例として、3つほど挙げていきます。
投資系やクレカ記事は厳しくなった
わかりやすい例で言うと、「仮想通貨」とかですね。
仮想通貨も2017年ごろから流行り始めて、多くのブロガーが記事を書いてきたと思います。
私も以前は仮想通貨に関する記事をよく書いていました。
ただ、最近はコンテンツの質が厳しくチェックされるようになり、個人のブロガーが趣味の一環で書いたような投資記事は検索上位にヒットしなくなりました。
実際検索してもらえると分かるのですが、検索上位のほとんどが企業などの組織でブログを運営していることが分かります。
株や不動産なども同様で、投資に関する記事は少し手を出しにくい状況かなと。
クレジットカードも、昔はブロガーが稼ぎやすいジャンルとされてきましたが、今は新規参入には厳しいジャンルかなと。
やっぱりどうしても企業が書く記事の方が、信頼性という面では個人ブロガーより有利ですからね。
個人ブロガーでクレジットカードに関するジャンルで検索上位をとっているサイトは、
昔から運営し、多くのアクセスを獲得して、信頼を集めているサイトです。
Googleは投資やショッピングなどお金に関する記事に対して、より高い信頼性や専門性を求めているのです。
ダイエットや脱毛も厳しくなった
また、健康系ジャンルも厳しいですね。
例えば、あなたが何らかの病気で悩んでいて、そのことに関する記事を多く書いたとしても、
その道の専門家でない限りは、検索上位に入るのは困難でしょう。
また、美容、ダイエット、脱毛なども昔からブロガーが稼ぎやすいジャンルとして挙げられてきましたが、
これらも今はGoogleの評価基準が厳しくなっているため、より高い専門性や信頼性が求められます。
転職系の記事も厳しい
個人ブロガーでよくある記事として、ブラック企業をdisってから、転職サイトに誘導するような記事があります。
こういうのも、検索でヒットするのは厳しくなりました。
その場の勢いで書いた記事とかは軒並みランク外になっていると思います。
転職系の記事を書くなら、特化ブログにするなどして専門性を強調する必要があるでしょう。
というわけでまとめると、下記のジャンルはGoogleの評価基準が厳しくなりました。
- 金融系(投資、クレジットカード)
- 健康系(脱毛、ダイエット、美容)
- 法律系(債務整理)
- 人生の重要な決断(転職、賃貸)
個人で稼げるジャンルとされてきたものが、軒並み影響を受けている印象です。
これらのジャンルは、今は企業で運営するサイトの方が間違いなく有利です。
個人でブログをやるなら、場当たり的に書いたクレカや脱毛の記事は、検索ヒットを期待しない方が良いです。
個人ブロガーとしてできること
個人ブロガーがYMYL領域で戦うには、どうしたらいいのか。
私の意見としては、企業に負けない「専門性」と「SNSの運用」が鍵を握ると考えています。
高い「専門性」が鍵を握る
個人ブログは企業で運営しているサイトと比べると、「権威性」や「信頼性」という面で不利です。
だからこそ、その分「専門性」で勝負するべきです。
例えば、単純にクレジットカードに特化したブログにするのではなく、
大学生活に特化したブログを作り、その中で大学生向けのクレジットカードを紹介するなどですね。
転職とかも同様で、例えば「出産を機に転職を考えている女性向けの転職情報サイト」とかですね。
より狭い分野を深く掘りさげて書けば、専門性の高さで戦うことができます。
SNSの運用
ブロガーには必須だと思いますが、SNSの運用も意識するべきです。
SNSでサイトの知名度が上げ、アクセスが集まるようになれば、信頼性が高いと評価され、検索順位も上がります。
また、SNS運用に関しては、見方によっては企業より個人の方が有利かもしれません。
企業だとどうしても思い切った発信ができないことが多いですが、個人だと自由に発信することができます。
例えばの話ですが、「ライザップは高すぎるからこっちのジムの方がおすすめ!」みたいな感じで、
他社サービスと比較しつつ、明確に自分の推しを売り出すことができます。
企業には真似できない自由な発信でうまく注目を集めれば、YMYL領域でも競合サイトに対抗できるかもしれません。
よりニッチな分野で勝負しよう
YMYL領域では、より高い専門性、権威性、信頼性を求められます。
そして現状、企業や組織運営しているサイトの方が有利な状況です。
だからこそ個人ブロガーが取るべき戦略は、ターゲットを絞り込み、ニッチな分野で勝負することです。
「大学生」や「結婚を控えた女性」などターゲットにフォーカスした記事を書きつつ、そこから「クレカ」「就活」といったジャンルに横展開していく形です。
また、同時にSNSを活用しつつ、検索以外のアクセスも確保していくことが大切です。
というわけで、今回は以上になります。
ブログの運営を考える上で、参考になれば嬉しいです。
また、Googleが記事を評価する基準として、「E-A-T」というものがあります。
「E-A-T」は下記記事にて解説していますので、読んでいただけるとより理解が深まるかと思います。

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