Stadiaとは何か ゲーム業界を一変させるGoogleの野望

オピニオン
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こんにちは、オノユウ(@yumaonodera_)です。

ゲーム業界がざわついています。

Googleがとんでもない物を発表したからです。

新ゲームプラットフォーム「Stadia」

本記事では、技術者でない方でも分かりやすいように「Stadiaとは何か」について解説します。

Stadiaとは

Chromeからゲームがプレイできる環境のことです。

分かりやすく言うと、「モバゲー」とか「グリー」の超高性能バージョン。

Stadiaにアクセスすれば、Windowsでも、Macでも、テレビやスマートフォンでも、どの端末からでも同じゲームができます。

その処理速度はPS4の2.5倍以上。

既存のゲーム機を一掃してしまう可能性を秘めている、最新ゲームプラットフォームです。

Stadiaは何を可能にする?

一つのゲームが複数の端末でプレイできる

まず、一つのゲームを作れば、それがどの端末からでもプレイすることができます。

例えば「モンスターハンター」を自宅のテレビでプレイし、

その後別の場所に出かけて、ノートパソコンで同じセーブデータでプレイすることもできるわけです。

 

さらにゲームの開発コストも下がります。

例えば、今までだとPS4のゲームを開発する場合はPS4用、ニンテンドーSwitchのゲームを開発する場合はSwitch用というように別々に開発する必要がありました。

しかし、これからはStadiaの利用を前提に開発すれば、どの端末からでもプレイできるゲームが完成するので、それぞれの端末向けに独自に開発する必要は無くなりました。

よって、開発期間の短縮や、開発コストの削減も期待できます。

高い処理性能を要求するゲームが実現可能に

これまでのゲーム機は、処理性能がゲーム機本体に依存していました。

そのため、例えば、超繊細なグラフィックのゲームや数千人規模のマルチプレイができるゲームを作ったとしても、

肝心のゲーム機が性能不足なので、動作が重くなって実質プレイができない状態だったのです。

だからこそ、ゲームの開発者はゲーム機の処理性能を考慮した上で、快適にプレイできる範囲内のクオリティでゲームを開発していました。

 

しかし、Stadiaはクラウドサービスなので、処理性能はゲーム機に依存しません。

先ほどStadiaはPS4の2.5倍以上の性能だと言いましたが、実はStadiaは処理領域を拡張することができます。

なので、処理性能は実質ほぼ無限と言ってもいいでしょう。

だからこそ、従来不可能だった「フィールド場のオブジェクトを全て破壊できる」とか、「数千人規模で同じフィールドでプレイ」といった高い処理速度を要求されるゲームも実現可能になります。

Stadiaはソニーや任天堂が超えられなかった壁をついに超えたと言えます。

YouTubeとの連携

Googleからは「Stadia Controller」という専用コントローラーも発表されています。

Stadia ControllerにあるYouTubeシェアボタンを押すと、ゲームをそのまま配信することができます。

さらに、配信中のゲームに視聴者が飛び入り参加できるという「Crowd Play」機能もあるので、配信者と視聴者が一緒になってゲームを楽しむことができます。

ワクワクしますね。

Stadiaで世界はこう変わる

超ハイクオリティのゲームが続々誕生する

ゲームのクオリティは端末に依存しないし、開発コストも下がる。

となると、超ハイクオリティのゲームが実現可能になります。

例えば、「ソードアートオンライン」のようなVRゲームも、痛覚の再現とかを抜きにすれば実現できるわけです。

ソニーと任天堂が大ピンチに

「Stadia」の機能は、従来のゲーム機をはるかに凌駕しているので、

利用者にとってもゲーム開発者にとっても、従来のゲーム機を利用するメリットがなくなります。

したがって、プレイステーションやニンテンドーSwitchといった従来のゲーム機はついにお役御免となるかもしれません。

そうなると、ゲーム機開発メーカーのソニーや任天堂にとっては大きな痛手かもしれませんね。

おそらくソニーや任天堂の幹部も危機感を抱き始めているはずです。

 

株価に影響あるかなーと思っていたら、案の定、影響大でした。。。

 

ソニーや任天堂の今後としては、

「ゲーム機の開発から徐々に撤退する」か「Stadiaを上回る新たなプラットフォームを作ってGoogleに対抗する」かの二択になると思います。

個人でゲームを開発する人が増える

まず、ゲーム開発者が増えるでしょう。

というのは、ゲーム開発にかかるコストが低くなるからです。

今までだとテレビゲームを作るには、コンシューマーゲーム会社でブラック労働して開発するのが基本でした。

しかし、これからはUnityなどのゲーム開発ツールでStadia向けに作れば、個人でもテレビゲームが作れる時代になります。

 

したがって、ゲーム開発の敷居が低くなり、個人でゲームを開発しようとする人も増えるでしょう。

そうなると、例えばスタバで平凡な主婦がテレビゲームを作ったりするのが、珍しくなくなるかもしれません。

ゲーム実況者が増える

Stadiaには、YouTubeとの連携機能があるため、ゲームの動画配信がより簡単になります。

ゲーム配信の敷居が低くなったことで、よりゲーム実況者が増えるでしょう。

YouTubeもかつてないほど動画プラットフォームとして盛り上がりを見せ、ゲームだけで稼ぐ人がどんどん出てきます。

そうなると、テレビのCMとかでゲームの宣伝をするよりも、YouTubeで宣伝した方がいいと思う企業も増えてくるはずです。

企業のゲームの宣伝として、会社専属ゲーマーも出てくるかもしれません。

StadiaはiPhone以来の革命的プラットフォーム

個人的には、「Stadia」はiPhone以来の革命的なプラットフォームだと思います。

ひと昔前はシャープのガラケーを使っている人もいれば、パナソニックのガラケーを使っている人もいました。

それが今では、スマホOSはアップルとGoogleの2強になっています。

アップルはケータイの在り方を変えたわけです。

 

そして次はGoogleがゲームの在り方を変えると思われます。

既存のゲーム機は一層され、Google一強時代になるかもしれません。

Stadiaはそれぐらいの潜在能力を秘めたプラットフォームです。

 

Googleがやろうとしていることは多分想像以上です

Stadiaの発表とともに、Googleは、自社ゲームスタジオ「Stadia Games and Entertainment」の発足も発表しました。

そして、そのリーダーに任命されたJade Raymondはこう言いました。

It was obvious to me, that one day, games would take place in fully immersive worlds

私にはハッキリわかったのです。ゲームはいずれ、完全に没入できる世界で遊ばれるのだと

VRのことですね。

Googleの狙いとしては、ソードアートオンラインのようなVRの世界を実現することかもしれません。

はたまた、AR技術を使って、地球規模の高度な仮想現実を作り出すことかもしれません。

つまり一言で言えば、新たな世界を丸ごと作ること。

VRやARの世界を作って、そこに広告を載せられるようにすれば、巨大な市場が生まれます。

そこからGoogleは無限に近い収益を手にすることができるわけです。

 

いや、そもそもGoogleは収益よりも、もっと大きなことを考えているかもしれません。

Googleはやがて新世界の神になる。

そんな気がしています。

 

参考記事:

Googleの新ゲームサービス「Stadia」まとめ:これは歴史に残るぞ

強敵グーグル参入でソニーや任天堂株下げる、自社株買いも終了

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