人間に愛など存在しない

オピニオン
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今回はっきりさせておきます。

人間に愛など存在しません。

あるのは、性欲、承認欲、母性本能といった太古から受け継がれた遺伝性質のみです。

愛という概念は遺伝子に由来しないので、愛は存在しないのです。

では、私たちが勘違いしがちな「愛」の正体とは何なのか、詳しく解説していきます。

 

性欲

まず言えるのが、性欲という概念。

例えば、目の前の人に一目惚れしてしまった時。

それが運命の恋だから一目惚れしてしまったというわけではありません。

単にその人と性行為をすることで膨大な快楽が得られるであろうと脳が判断したり、

あるいはその人と子を成すことで、優秀な子孫が生まれそうだと脳が判断し、無意識のうちに恋や愛情を錯覚しているだけに過ぎないのです。

 

ではなぜ、脳はそういった判断を下すのか。

人間の遺伝子は、親の遺伝子の組み合わせによって形成されています。

その遺伝子には相性の良し悪しがあり、相性が良い遺伝子同士が組み合わさると、生存に適した遺伝子を持つ子供が誕生します。

人間の遺伝子には、あらかじめこういった遺伝子の相性を判定する性質が備わっているのです。

つまり、目の前の人に一目惚れをした時、あなたが意識的に相手を好きになったのではありません。

正確には、あなたの遺伝子が相手が持つ遺伝子を良質であると判断したのです。

 

承認欲

恋をしたいと思う影には、承認欲が隠れている場合があります。

例えば、、、

「優秀なあの人と結婚すれば、私の周りの評価も上がるのではないか」

「そろそろ周りも結婚し始めたし、俺も結婚しないと周りの目が……」

こういったケース。

 

こう考えている時に、顔や収入がそこそこ悪くない人が現れたら、

意識的であれ、無意識的であれ、あなたは少なからず好意を抱くはずです。

「昔ならこんな人と結婚したいとは思わなかったのに……」

「やっぱ歳をとると好みが変わるのかな」

と思ったら、性欲ではなく、承認欲が優勢になった証拠。

承認欲が恋心を作り出す場合もあるのです。

 

物欲・金欲

物欲や金欲が、恋や愛という錯覚を作り出すこともあります。

考えてみてください。

二人の人から同時に告白されたとして、

  1. 年収200万の派遣社員で郊外のアパートに暮らす、気心の知れた幼馴染
  2. 年収1000万の外資系企業社員で夜景が見える高級マンションで暮らす、ほとんど面識のない人

結婚を前提に交際を始めるとしたら、どちらを選びますか?

 

多くの人は、低所得の幼馴染のことなど気にも留めないかもしれません。

たとえ、幼馴染の方がよく知った間柄だとしても、高所得で高級マンションで暮らす彼(彼女)に心を奪われてしまう人も多いかと思います。

 

先ほどの質問で2番(年収1000万の外資系企業社員)を交際相手に選んだ方。

あなたは目の前の人を心から好きになるより先に、その人が持つ経済力や高級マンションに惚れてしまったということになります。

いいえ、自分を責める必要はないです。

人間は、性欲よりも物欲や金欲が先行することは、珍しくないからです。

宝くじが当たった瞬間から異性にモテ始めたというニュースもしばしば耳にしますし、

多くの資産を持った高齢者が、若い美女と結婚するなんて話も聞きますよね。

 

結局、目の前の二人を見たときに、あなたの脳裏にちらつくのは、その後の生活風景。

幼馴染の彼(彼女)と一緒に暮らすなら、デートは近所の映画館やショッピングモール、当分は共働きし、アパート暮らしで、夕方のセール時に買ってきた物を食べ、発泡酒で喉を潤す生活。

年収1000万の彼(彼女)と一緒に暮らすなら、デートは国内の高級旅館や南国のビーチ、自分は家事に専念するか好きな仕事をやり、分厚いステーキを高級ワインとともに味わう生活。

当然、生活が豊かな方が自分にとっても、生まれてくる子孫にとっても良いはずです。

経済力や想像上の生活風景に恋をすることは、生存の観点からしても、なんらおかしなことではないのです。

 

母性本能

さて、そろそろ、、、

「愛情」の正体が、性欲や承認欲や物欲・金欲だとするならば、

赤ん坊や子供に対する「愛情」の正体は何なんだ。

まさかそれも性欲や承認欲だとか言うんじゃないだろうな?

こういった声も聞こえてきそうです。

もちろん、こういった声に対する明確な答えも用意しています。

赤ん坊や子供に対する愛情の正体は、「母性本能」です。

 

人間は赤ん坊の顔の特徴(おでこが広い等)を持つ同種の生物に対し、「守ってあげたい」と思うように本能が備わっているのです。

なぜ、そうなっているか。

そもそも生まれたばかりの赤ん坊は自力で生きることができません。

そのため、親が守ってあげる必要があるからです。

 

もし親が赤ちゃんを守ってあげなければどうなるか。

子孫はそこで途絶えます。

つまり、母性本能を持たない親の遺伝子は、世代を追うごとに自然と淘汰されていくわけです。

その一方で、母性本能を持つ親の遺伝子は、淘汰されずに自然界で生き残ります。

したがって、母性本能を持つ生物の子孫が私たちというわけなのです。

 

私たちは、赤ちゃんが泣いた時、慌てふためきます。

50代のおっさんが手足をバタバタと動かしながらビービー泣いても、おそらくほとんどの人はうっとおしく思うだけでしょう。

でも、赤ちゃんが泣くと、なぜだかかわいそうな気持ちになり、何とかしてあげたくなります。

これも、赤ちゃんの泣き声を聞いたときに、母性本能が働き、食事の用意や排泄物の処理など、適切な行動をとるように遺伝子にプログラムされているからです。

上記のことからも分かる通り、私たちが赤ん坊や子供に対して感じている愛情の正体は、「母性本能」なのです。

 

所有欲・支配欲

所有欲・支配欲もまた、「愛」という錯覚を生み出します。

ニュースなどで、こういう人を見かけたことはありませんか?

「別れようとする妻を殺害した」

「妻は繰り返し、夫からDVを受けていた」

「愛しすぎるあまり彼氏を殺してしまった」

これらは、愛ゆえの暴力と捉えられがちですが、これもまた錯覚に過ぎないのです。

正しくは、「所有欲ゆえの暴力」「支配欲の延長としての暴力」なのです。

 

そもそも生物の本能として、好きすぎて暴力や殺戮をすることはありません。

当たり前ですが、好きな対象を傷つければ、相手は離れていきますし、子孫を残す可能性も低下します。

好きな対象に対して暴力を振るう遺伝子は、自然界では淘汰されていくはずです。

 

ではなぜ、恋人や家族に対し、暴力を振るうことがあるのか。

所有欲や支配欲の裏には、やはり本能が隠れています。

  • どのメスからも好かれないオスが、何とか自分の遺伝子を後世に残そうと気の小さいメスを支配する
  • テストステロン(攻撃性のホルモン)が過剰分泌され、抑えきれずに身近な人を攻撃してしまう

こういうケースがほとんどでしょう。

つまり、DVや恋人の殺害には、愛情は一切関係ありません。

あるのは、欲求を満たそうとする本能だけなのです。

 

人間に愛など存在しない

繰り返しですが、人間に愛など存在しません。

あるのは、遺伝子に備わった「欲求」のみ。

人間は、「性欲」や「承認欲」といった動物的な本能を、「愛情」という空想上のベールで包み隠そうとしているだけなのです。

「愛情」とは、人間に対し、他の動物とは違う神聖性を持たせようとした結果できた、空想上の概念に過ぎないのです。

 

つまり、現実を正しく理解するならば、

「愛しています」というおなじみの告白セリフは、

「私の持つ遺伝子が、あなたの遺伝子の優秀さを感じ取り、その結果脳に快楽ホルモンが分泌され、性欲が高まりました」

と解釈しましょう。

「付き合ってください」は、

「お互いの身体および時間を共有し、欲求を満たし合いましょう」

に置き換えてください。

だって、人間に備わっているのは「愛」ではなく、「欲望」なのですから。

 

 

 

……と、ここまで語りましたが、あなたにはもう一つの事実をお伝えしておく必要があります。

 

こういう考え方の人は大抵モテない。

おわり。

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